調査から離婚へ



わたしは旦那さまに、どんな風に話しを持っていこうか?と悩みました。

名古屋の調査を依頼した、と正直に打ち明けるべきか、わたし本人か、友達かが偶然見かけたことにするか?
旦那さまは相変わらず、着替えをまとめて持って帰り、まとめて持っていくのにたまに帰ってくる程度。
その表情にも笑顔がない。

一緒に暮らしていても、わたしにとっても彼にとっても幸せじゃないなら、子どもにとっても、帰ってきて特に触れ合うこともないのなら、わたしは覚悟を決めた方が良いのではないだろうか?
友達に相談しようかとも迷ったけれど、結局わたしは名古屋の探偵さんにメールすることにした。

名古屋の探偵さんからの答えは、“離婚するかどうかを決めるのは自分”。

けれど、今までのケースや、体験談なんかを聞かせてくれた。
そして、もし、離婚したいなら、ちゃんと調停して離婚した方が良いこと、その場合は、ある程度助言をし、知恵も貸してくれると言う。
結局、わたしは母親とも相談し、半月後には離婚を決めていた。

その、調停に持っていく資料として、迷って決めた名古屋の探偵の調査報告書が役に立ったのだ。
もし、離婚を決意できないなら、わたしは旦那さまに調査のことは一生言わないでおこうと思っていた。
けれど、決意した今、浮気の証拠として、ちゃんとした資料になってしまったのだ。

決意したその日、わたしは旦那さまに“話しがあるから帰ってきてほしい”とお願いしたけれど、その答えは、“じゃあ、あした帰る”だった。
どれほど、自分が大事にされていないか、軽く見られているのか、を痛感させられた。

話しを始めると、“なんで、離婚しなきゃならないの?”

家に帰ってこないことや、女性の影を感じる、と素直に伝えると、鼻で笑われてしまう。
探偵さんには、最初は相手の出方を見たほうが良いから、調査のことは黙っているように言われた。

結果的には、2回目の調停で証拠として調査報告書を提出したのだけれど、旦那さまはそれまで、身に覚えがないと、シラを切ってきたのだから、最後まで誠意を少しも感じることが出来なかった。
旦那さまが仕事を理由に調停を欠席したり、離婚に同意しなかったり、養育費まで決定するまで、7ヶ月の期間を要すことになった。

今は、無事に離婚でき、新しい人生の出発を迎えることができた。
名古屋の探偵に調査を頼んで真実を知ることは、自分にとって良かったのか、悪かったのか、今もわからない。

けれど、わたしにとって離婚は、苦しみから解放されたから良かったのだけれど、中には泣く泣く離婚する人もいるんだろうな。自分の中に諦めというか、心の整理がついたから、そう思えるのだけれど、探偵に頼まずに、何の証拠もないままで、浮気を疑い離婚となった場合、明らかに不利であることは分かり切っている。しかし、初めの私がそうであったように、探偵に依頼してまで離婚を望むのか…。そう考える人は少なくないように思う。結論からいったら、私は名古屋の探偵に調べてもらって、自分の気持ちに整理が付けられた。

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