旦那さまの浮気相手



第二対象者の名前は、昔の名前にはないような、いまどきの親がつけたであろう芸名のような名前。
生年月日を見ると、わたしより10歳、旦那さまより11歳年下であることがわかった。

そして、今は特に仕事をしているような様子はないらしいということ。
第二対象者であるため、昼間の行動は不明だが、何度が手の空いた調査員が見に行ったところ、昼前に洗濯をしていたり、友人らしき女性が迎えにきてどこかに出かけて行ったことは確認できたらしい。探偵さんは、この第二対象者の事をこのように調べるのだろうか。聞きこむといっても、彼女に直接聞いてしまったら、旦那にへんな事を聞いてくる人がいたなんて、話していまい兼ねない。探偵がどのように調べるのだろう…。特に私の依頼した名古屋の探偵は…。

そこまで、見てもらえるものなんだな。感心しながらも、名古屋の探偵の仕事ぶりに脱帽したのだった。

ただし、どこで知り合ったか、までは不明となっていた。
これ、知りたいところなんだけどなぁ・・・。

それを知るには、聞きこみ調査とかするのかな?なんて考えているうちに、名古屋の調査報告書を読み終えてしまった。
なんとなく、時間をもてあまして、最初のページに戻って、さらにじっくり見ようかと考えていると、探偵さんと友達が戻ってきた。

なんていうタイミング!!!
もしかして、テレビカメラでも仕掛けているのかな、なんて疑ってしまうくらい。
それとも、実は見ていたとか?

とりあえずは、これで調査は終了なので、もし、この調査について、今後のこととか悩みが出来たときには、アフターケアとしてお話しを聞いてくれるのだという。

わたしは、自分で判断できないことも多々あるだろう、と、お言葉に甘えて、名古屋の探偵さんのメールアドレスを教えてもらった。
けれど、教えてもらえない携帯番号。
どうやら、調査中に電話をされるのが、なにより嫌なのだとか。

静かな夜中の調査で、音は消していても、バイブの振動はかなり大きな音で響き、対象者にバレてしまわないかとドキドキした経験があるのだとか。
想像するだけでも、ひやっとしてしまう場面ですが・・・。

メールに都合の良い時間や悪い時間を書いてくれれば、時間をみて探偵さんから電話してくえるそうです。

まさか、自分がひんぱんに探偵さんに電話する日がくるとは、この時は想像もしていなかったのですが・・・。
もし、旦那さまが今以上にひどい状態になったり、お給料を全くくれなくなった場合は相談することがあるかも?程度に考えていたのです。

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